お肌の大敵と聞いてまず思い浮かぶのが、紫外線という方も多いのではないでしょうか。紫外線は、DNAを損傷させてしまいます。普通の状態のお肌には、紫外線により傷ついたDNAを修復する機能が備わっています。しかし、その修復機能は年齢を重ねるごとに低下してしまいます。その結果、ダメージが蓄積してしまい細胞の自殺といわれるアポトーシスが起こり、繊維芽細胞やコラーゲン、エラスチン等お肌に大切な成分が減少し、肌の老化が進行していきます。 この紫外線による肌のダメージは酵素の反応により修復されますが、このときナイアシンアミドが酵素の働きを助け、肌を修復するための酵素反応を促進します。ナイアシンアミドはNAD、NADPなどの補酵素を構成する成分であり、エネルギー生成の約60％から約70％に関与していると言われます。 酵素にはさまざまな種類と働きがありますが、このナイアシンアミドのような補酵素があって初めて本来の力を発揮できるのです。